ピーリングといえば、仁クリニックではイオン導入と一緒に行うメディカルエステティックの中の施術で
人気の高い施術です。
詳しくは「ケミカルピーリング」ですが、皮膚に化学物質を塗布することで表皮(又は真皮)を剥離させる施術です。
剝離した皮膚はごく軽くですが怪我をしたような状態になりますので、生きている人間であればその部分を治そうと
再生が起こります(自然治癒)
再生されたての皮膚は、皮膚の赤ちゃんな訳ですから、古い皮膚に比べ状態は良く,それが改善感に繋がるわけですね。
更に、同時に皮膚の再生に必要なビタミン成分を与えることで効率よく吸収され、再生のみではなく、それぞれの成分が持っている様々な効果が発揮される為、イオン導入で色々なビタミン成分を導入をしています。
実は美容皮膚科の行う「施術」とは、殆どが皮膚にダメージを与えるものなんです。
そのダメージを再生させることで改善され「効果」となるのです。
で、そのダメージを与えるものが酸であったり、レーザーであったり、高周波であったり、超音波であったりするのです。
ですから私は時々
「クリニックで行う施術の殆どは皮膚にダメージを与えるだけで、改善するのは全てあなた自身の力なんですよー」
等と無責任とも聞こえることを言うことがあります。
同じ施術を行っても効果が異なるのは、適応がずれていることやその他様々な原因も考えられますが、個人の「再生力」の違いも大きく関わってきます。
風邪というダメージを受けた人に対して私たちは「暖かくして、美味しいもの食べて栄養を摂って、ゆっくり休んでね」等とよく言いますよね。
それは、血液循環を良くしてダメージによる活性酸素を取り除き且つ再生に必要な栄養素を与えることで早く改善させることを意味しています。
皮膚の再生力を上げる為にも手助けとして栄養成分をイオン導入や化粧品などで効率よく肌に与えることや、洗顔やホームケアの方法などに気を配ること等色々あり、それらのことが治療の結果に大きく影響するのですが、その辺のことになると話は膨らみすぎてしまうので、今日は先日仁クリニックで行ったピーリング講習についてお知らせします。
美容施術といえばついレーザーや高周波、超音波などの機械施術をイメージしてしまいがちですが、酸やビタミンなどの化学の力もかなり多くの役割を担っています。
その証拠に、現在多くの美容皮膚科で行われているピーリングも一時はダウンタイムが大きくて使われなくなっていたことのある施術ですが、施術の手軽さに比較してその効果が大きいため、ダウンタイムを最小限に抑える研究を重ね復活したものなのです。
そしてここ数年、更に進化を遂げた色々なタイプのピーリングが続々と登場してきています。
仁クリニックとしては少々遅ればせた感じがありますが、院内でしっかり勉強と訓練を重ねて、患者様のお悩みのタイプに合った施術をより厳密に選んで行っていければと考えています。
今回行った講習は、これまで仁クリニックで長く行ってきた一種類のピーリング剤を使うタイプとは違い、何種類かのピーリング剤をミックスしたり、またピーリング剤の効果を高めるためにピーリング剤以外の化学成分を混合してピーリング剤のカクテルを作り、これまでの効果をより高く、あるいは集中した効果を出すワンランク上の施術です。
今回のテーマは、マスクピール、ミルクピール、メラピール、ミックスピール の4種類です。
これらのピーリングは既に美容系の雑誌で度々取り上げられ、その効果感から導入するクリニックも多くなってきているもので、
マスクピール(グリコール酸+サリチル酸+ベントナイト) :皮脂分泌が多く敏感で毛穴拡大した肌の改善
ミックスピール(グリコール酸+乳酸+サリチル酸) :改善したニキビ肌の更なる改善
ミルクピール 小じわ、きめの改善、艶肌効果
化粧品の効き目の強化
くすみの改善
メラピール(アゼライン酸+サリチル酸+フェルラ酸+フィチン酸):肝斑とシミの減少
肌の輝きと明るさの増加
化粧品などの美白成分との相乗効果
どの施術も4〜5回続けて効果が出てくるものですが、マスクピールは粘土成分であるベントナイト含有のためか毛穴にしっかりと吸着されていく感じがあり、他も施術後すぐにつるっと感や艶感を感じました。
刺激感はミルクピールとミックスピールが強かったようです。
同時にマッサージピールの勉強も進めています。
マッサージピールについては今月末にイタリアからその開発者である医師を招き、国内でも経験豊かな先生方のセミナーと全国レベルでの症例報告会が行われますので、その経験をもとに実用化していく予定です。
posted by jinclinic at 16:11|
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